「世界中のどの街に住もうとも、またはどの街を訪れようとも、人々は私たちのブランドと関わる可能性があります。」

米国ポロ協会の公式ブランドであるU.S. Polo Assn.ほど、世界中のポロスポーツにとって本物のグローバルブランドはありません。ここでは、RLIは、U.S. Polo Assn.ブランドの世界的な独占的ライセンサーであるUSPA Global Licensingの社長兼CEOであるJ. Michael Prince（J.マイケル・プリンス）氏と話をし、 ビジネスの由来および著しい成長と今日占めるマーケットでの卓越したポジションに至った方法について学びます。

U.S. Polo Assn.は単なるブランドではなく、体験なのです。お客様は、U.S. Polo Assn.の店舗、デパート、独立店舗または 電子商取引からU.S. Polo Assn.製品を購入する時に、ポロスポーツの一部を自分のものにすることになります。これは、このグローバルブランドが、1890年に創設された米国で最も古いスポーツ団体の1つである米国ポロ協会（USPA）と正式につながりを持つ唯一のブランドだからです。つまり、このブランドの世界中の男性、女性および子供向けのアパレルならびにアクセサリー、フットウェア、旅行用品および家庭用品の売上高から得る収益は、スポーツ、プロフェッショナルイベント、大学対抗戦のプレイヤー、スポンサーシップ、および馬の福祉に資金提供するために使用されています。当社の世界中の小売売上高は17億ドルにおよび、世界の国の数の約90パーセントにあたる180カ国において、1,100店を超えるモノブランドの U.S. Polo Assn.を運営しています。

「私は、世界中のどの街に住もうとも、またはどの街を訪れようとも、人々が私たちのブランドと関わる可能性が十分あることを誇りに思っています。」とプリンス氏は説明します。「ブランドは、スポーツが行われるところにあり、スポーツが行われるところにはブランドがあります。 そのつながりは、スポーツファンだけでなく、消費者とも切っても切り離せません。」

2018年に、当社は世界中で2桁の成長を達成し、過去最高の年を記録しました。その後、2019年には、ビジネスで別の記録的な年を実現し、世界中で100店を追加しました。2020年には、多くの企業が新しい店舗を追加するのではなく、むしろ閉店していく中で、当社は同時に100店を追加する計画を進めています。ブランド・ライセンス業界の主要なニュース発信元であるLicense Global誌は、世界的なスポーツライセンサーという点において、U.S. Polo Assn.を第4番目にリストアップしており、市場でのその地位を浮き彫りにしています。これは、NFL、NBAおよびMLBに次ぐ順位です。

Princeは、一連の店舗の中で、約85%の店舗が定価販売の店舗であり、アウトレット店舗は15%に過ぎないと説明しています。この規模の企業では、通常、定価販売店舗とアウトレット店舗の割合が半分半分であることを考えると、これらの数値は驚くべきものです。この最近の一連の店舗オープニングでは、独自の「ハイゴール」エネルギーというコンセプトが初めて開始され、ポロスポーツからインスピレーションを得た消費者体験を提供するブランドに、これまで以上に真実を伝えることができました。

「お客様は店に入って来て、ポロ用品の備わったセルフィーステーションを使い、インタラクティブなミラーを使ってアパレルやアクセサリーを試すことができます。また、VRゴーグルを使い数分間だけでもポロ選手とはどのようなものかを見ることもできるのです。」とプリンス氏は説明します。これらの店舗のうちの第1番目の店舗は、中国の技術の中心地であり、アリババ（Alibaba）の本拠地でもある中国の杭州で試験的に始まりました。2店舗目は続いてローマで展開されています（ローマ・テルミニ駅で期間限定の営業）。プリンス氏は、今後より多くの「ハイゴール」エネルギー店舗の開店を期待しており、一部のアウトレット店舗ではいくらかの試験的 要素が実施される予定で、これは小売販売においては異例の取り組みです。「私たちは、定価販売の店舗を訪れる消費者だけではなく、すべての消費者に私たちのブランドによって素晴らしい体験をしてもらいたいと考えています。」

さらなる店舗拡大に目を向けると、アフリカは、中東やインドに加えて、U.S. Polo Assn.にとってエキサイティングな市場です。プリンス氏が説明したように、若いミレニアル世代の市場をターゲットとしています。ブランドにとっての今後数年間の目標の1つは、アフリカ大陸の国際的な一流ブランドになることです。

「中国の市場についても非常に心を弾ませています。中国にはライセンスパートナーが2社います。1社はフットウェアを中心にしており、もう1社はアパレルを中心にしています。これらのパートナーは今後数年間で300～500店舗のオープンを確約しています。私はまた、 マーケットプレイスのダイナミックさに基づいて、私たちは、中国においても最も影響力のある国際的なファッションとスポーツのブランドの1つとなることができると考えています。」とプリンス氏は述べています。

ビジネスの成長を続けるために、 プリンス氏は自分のコア製品、特にそれらを改善し、イノベーションを通じて最新の状態に維持する方法に焦点を当てることが重要であると思っています。例えば、持続可能なデニムを焦点を置いており、グループは数年にわたってこの作業に取り組んでいます。「持続可能性に関する素晴らしい取り組みを行ってきたため、この領域について話したいと考えていますが、これについてはまだ話をしていません。それが変わりつつあります。」 さらに、2020年春、U.S. Polo Assn.は軽量イノベーション要素を備えた新しいフットウェア製品ラインを発売します。

ミレニアル世代とZ世代がどのように生活し、ニュース とコンテンツをどのように入手するかを理解した上で、世界中の500万人のソーシャルメディアフォロワーと共に、ビジネスはソーシャルメディアのあらゆる側面を活用します。「私たちは、過去1年間にわたって世界中でフォローするソーシャルメディアを構築するために積極的な手段を講じてきました。これは忠実な消費者になりつつあります。また、新しいグローバルデジタルサイトuspoloassnglobal.comを公開しました。このサイトは今後24ヶ月間にわたって、少なくとも15言語で 世界中の約100カ国に対して展開されつつあります。どちらの取り組みも、デジタル変革に対する私たちのビジョンと実行をサポートするものです」とプリンス氏は話を続けます。

プリンス氏は、U.S. Polo Assn.がブランドに忠実であることが正に会社の精神であると説明します。「私たちは、自分が何者であるかをはっきりわかっています。私たちは、本物であり、スポーツにインスピレーションを受け、はつらつとした、活気に満ちて 楽しい存在なのです。また、手頃な価格の素晴らしいブランドと優れた製品を通じて、世界中の消費者に価格価値の高い投資も提供します。これは私たちにとって非常に重要なことなのです。」

展望や会社を待ち受ける課題について尋ねられると、プリンス氏は次のように言及します。「私たちはこれからも鋭い感覚を保ち、時代と現代の消費者のニーズに対応していきます。私たちには素晴らしいチームがあり、素晴らしいブランド実践をしています。これは私たちの前に多くのチャンスがあることを意味します。」とプリンス氏は語りました。